叡山電車、出町柳駅から八瀬比叡山口駅を走る新たな観光用車両「ひえい」。
深い緑色に金色のラインを施された神秘的な雰囲気を持つ列車です。
比叡山方面に向かう車両として特別料金が必要なく、通常料金で乗車可能です。
叡山電車といえば、鞍馬・貴船方面に向かう路線が有名ですが、比叡山方面への路線のアピールも兼ねて誕生しました。
終着点は八瀬比叡山口駅。周囲を山々に囲まれ、目の前には高野川が流れます。
「ひえい」の特徴はなんといっても正面に大胆にデザインされた楕円形。一見の価値ありです。
内装もこだわっており、外観にあしらわれた楕円とリンクするような構成で手すりが作られています。
また通常より一人一人のスペースが確保されたシートにより、ゆったりとした気持ちで座ることができます。
ケーブルカーにのって比叡山登山
「ひえい」に乗って辿り着いた八瀬駅から数分歩くとケーブルカーの始発駅が見えてきます。
昔ながらの雰囲気を残すこちらの駅から、比叡山山頂を目指すことができます。
かなりの急勾配をケーブルカーに乗って駆け登ります。
市内の喧騒を抜けて神秘的なエリアで落ち着くのもいいのですよね。
一乗寺エリアで銭湯とラーメン
帰りの電車で途中下車したいのが、一乗寺駅。駅を出ると、どこか懐かしいほっこりした空気が流れています。
多くの大学に囲まれているため、大学生を中心に独自の文化が築かれてきました町、一乗寺。
繁華街のきらびやかさは無いものの、ちょっとディープな魅力溢れる場所として、京都のみならず全国にファンが存在します。
そして、徒歩圏内に銭湯があります。
銭湯の前には、"明治牛乳"とかかれたベンチと、とめられた自転車、夕焼けに染まる空、それから、すぐとなりには叡電が走る大黒湯さん。
なんだか、青春の1ページのようです。
少し線路から離れて歩くと屋根の上には、鈴成湯さんのお湯についての看板が。
こちらのメニューは、クスリ風呂にデンキ風呂にスーパージェット、水風呂、子供風呂、たちシャワーにサウナだそうです。入る前からうきうきします。
そしてなんといっても一乗寺はラーメンの街。
目移りしてしまうぐらいラーメン屋さんが並びますので、旅の締めにお気に入りの1店をお探しください。
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