京都には創業何百年という老舗が数多くあります。
和菓子の老舗として、超有名な「とらや」さん。室町時代創業と言われ、日本を代表する和菓子の名店です。
京都御苑の西の静かで歴史的な町並みに、そのとらやさんが運営する「虎屋菓寮 京都一条店」があります。
建築物としても有名なこちらの店内はとても贅沢な時間を味わえる空間になっています。
そんな虎屋菓寮の後に入る銭湯。こんな京都の楽しみ方があってもいいんじゃないでしょうか〜。
虎屋菓寮で過ごす贅沢時間
虎屋菓寮には、とにかくゆっくりとした時間を過ごせる仕掛けがたくさんあります。
広々とした店内には、日本文化に関わる書籍が約600冊もあるそうです。
季節の和菓子、そして上品なお茶をいただきながら時間を忘れて読み耽っていたいですね。
オープンテラスのような席もありますので、過ごしやすい季節には外でゆっくりすることもできます。
和を感じる庭園
そして、ここ虎屋菓寮の素晴らしいところがその庭園です。
自由に行き来できる庭園には透明感のある水が張られた池があります。
庭から眺める店内の雰囲気も抜群です。
さらに季節によって姿を変える緑。夏には新緑で美しい姿になることでしょう。
さらに敷地内には当時の雰囲気を醸し出す蔵があり、鳥居まで鎮座しています。
都会の喧噪を忘れてこの空間にいると、いろんな想像が浮かんできます。
細部まで行き届いたこだわりの空間
実はこちらのお店は玄関からだけでなく、庭を通って店内に入ることもできます。
駐車場から小道をたどって歩いていくと先ほどご紹介した庭につながる仕掛けになっています。
この小道を照らす灯りひとつひとつをよく見てみると...
なんとひとつひとつが「とらや」のシンボルマークを模して作られたものであることに気づきます!
細部まで行きと届いた仕掛けにはうならされます...。
菓寮の隣、烏丸通りに面した位置には、とらや京都一条店があり和菓子を購入できるようになっています。
立ち寄られた際にはぜひ。
裏手には江戸時代創業の味噌屋さん
そんなとらやさんの裏手に一軒の町家の店舗があります。
江戸時代創業の本田味噌本店さんです。
御所御用達として、宮中のお料理用に味噌を献上されていたそうです。
御所まわりは本当に老舗が多いですね。とらや訪問と合わせてぜひ立寄りたいお店です。
御所近くにも銭湯あります
とらやさんで贅沢時間を味わった後は、いよいよ銭湯入浴時間です。
おすすめは御所を挟んで反対側にある桜湯さん。
外観は、大正8年創業の銭湯だけあってとても雰囲気があります。ていねいに手入れをされているのか、当時の面影を残しつつもとてもきれいな印象を受けます。
そして浴室内に金魚の泳ぐ大きな水槽が設置され、入浴客を楽しませてくれます。
時間を忘れ長風呂してしまいそうですね。
そして、少し足を伸ばせばあるのが御三軒湯さん。
レトロモダンなタイルとアーチ状の入り口が特徴的な建物。戸は男女で分かれており、脱衣所へと進むと明るい空間が。
同志社大学の今出川キャンパスからほど近いため、利用者は学生さんが多い印象ですね。
どこからでも足を伸ばせば銭湯に出会える。京都は本当に素敵な街です!
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