江戸時代以来の公許の花街、京都 島原エリアの観光スポットをめぐって、島原温泉に浸かってみてはいかがでしょうか。
京都の玄関口、京都駅から少し北へあがった位置に、「島原」とよばれている街があります。江戸時代以来の公許の花街で江戸中期には和歌俳諧等の文芸も盛んなところでした。
寛永17年(1640年)、東本願寺の北側から現在の場所に移転されましたが、その移転騒動が慌ただしく、天草四郎の「島原の乱」の騒動に似ていたことから「島原」と通称されるようになったそうです。しかし、洛外(京都の街外れ)にあることや大火災などにより、江戸時代後期以降衰退していきました。現在の島原は、当時の趣をもった元お茶屋などが、住宅と共存するように残っています。
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大宮通りから花屋町通り沿いの嶋原商店街を西へ歩くと、島原大門が見えてきます。その島原大門をくぐると、「角屋」「輪違屋」などの花街の伝統を受け継ぐ建物が点在し、かつては置屋が約50件、揚屋が約20件あった名残をうかがうことができます。
また、島原あたりをより観光客に楽しんでもらおうと、地元の島原伝統保存会が、ゆかりの和歌や俳句を石碑にし、島原大門、歌舞練場跡地など6ヵ所に石碑が建立されました。
旧遊郭島原の真ん中に位置し、名前の由来ともなっている岩風呂仕様のラジウム温泉がお客を楽しませてくれます。
〒600-8816決して広くはないが、こじんまりとし趣きのかんじられる脱衣所。清潔感が感じられます。
身をかがめないとはいれないとても小さなサウナ。まるで茶室を思わせる狭さはわびさびの世界!?
とても縁起のよい招き猫と祝い額が男女の脱衣所の敷居の上に飾れています。よく見ると千鳥湯の名が。
京の花街で、夏のご挨拶に、芸妓さんや舞妓さんが配る「京丸うちわ」が脱衣場内の壁に飾られてイます。
風呂上りの火照った体を冷ますのも京丸うちわ。ここでも京都らしさを味わえます。
風呂上りの一杯にどうぞ。
花街・島原に残る、唯一の揚屋建築の遺構(重要文化財)で、現在は「角屋もてなしの文化美術館」として当時の文化を紹介する美術館となっています。
元禄元年(1688年)に創業された店で、300年以上の歴史を誇ります。昭和59年に京都市の文化財に指定されています。営業中の店であるため、非公開ですが、客として訪れる事は可能だそうです。
和紙の露店がありました。島原を訪れた記念にいかがでしょうか。
歴史あふれる街を堪能したのち、島原の真ん中に位置する「島原温泉」に浸かってみてはいかがでしょうか。
※各銭湯の営業時間、電話番号、料金などは変更になっている場合がありますので、ご利用の際は各銭湯にご確認ください。