京都にはたくさんの一棟貸しの宿泊施設があります。趣きのある京町屋に暮らすように泊まってみたり、京都に住んでいる人でも一度は体験したいような場所がたくさんあります。
自分の家はすぐそこだけど...。そんな思いがよぎっても一度はやってみたい一棟貸し宿泊。しかもお風呂は、銭湯で。
こんな京都の楽しみ方を妄想してみたいと思います。
アートと一緒に泊まる
場所は、阪急四条大宮駅からすぐの位置。碁盤の目の京都市内の真ん中を斜めに貫く後院通と呼ばれる通りがあるのですが、そこから少し住宅地にはいった場所になんとも素敵な宿泊施設があります。
その名も『KYOTO ART HOSTEL kumagusuku』。
"アート"と"ホステル"を合わせた、展覧会の中に宿泊し、美術を"体験"として深く味わうための宿泊型のアートスペースを一棟貸し切ることができます。
そんなアートと一緒に泊まる。こう聞くだけで、京都に住んでいても、住んでいなくても、泊まってみたいと思わせる魅力がありますね。
展覧会は、年一回のペースで開催され、その度に全く違う宿泊空間に変貌を遂げます。時に鑑賞者の価値観を覆し、心を揺さぶるような"体験"がそこには存在します。
アートの後は庶民派銭湯に浸る
そんな、KYOTO ART HOSTEL kumagusukuのすぐ近くにあるのが、田原湯さんです。
外観からはちょっと想像できないのですが、浴室は改装されていてレトロ感というより新しい銭湯を感じさせます。
サウナと水風呂、バスフレンドの花香水という入浴剤が入っていた泡風呂の薬湯、電気風呂、深風呂などなど... 多種多様です。
kumagusukuでアートに浸った後に浸りたい銭湯です。
歴史的建造物でタイムスリップ
宿泊とお風呂以外にも注目の場所があるのが京都。いたるところに訪れてみたい場所があります。
なかでも気になっているのが、住宅街の中にひっそりとたたずむ『二條陣屋』。
江戸時代に建てられた豪商の邸宅です。その立地の良さからかつては武家のための宿泊施設としても利用され、趣向を凝らした意匠や独特の建築が現在まで保たれています。
京都は江戸時代から幕末にかけて何度も大火に遭い、江戸時代に立てられた民家も現在ではあまり数は残っていません。
そのなかで、現在まで江戸初期~中期の建物の姿を留めてきた二條陣屋は、当時の人々の暮らしや考え方を今に伝える、時代の生き証人といえます。
江戸時代にタイムスリップする感覚で足を運んでみたいですね。
拝観には事前に予約が必要です。
おいしい肉をお持ち帰り
最後に、食で気になるところと言えば、三条会商店街の入り口にある『ミートショップヒロ』。
昭和51年創業・三条会商店街でいつも行列の出来ている精肉(黒毛和牛専門)店。店主が目利き・厳選のうえ、一頭買いした牛肉・豚肉は、いつも新鮮かつリーズナブルです。
精肉店ですが、お持ち帰りメニューがうれしいお店です。焼きたてのおいしい肉が挟まれたヒロバーガー。
一度は口にしてみたい!
徒歩でもほんの数十分圏内に魅力溢れる場所がたくさんあるので、いつもとちょっと違った1日を過ごしてみたいものですね。