京都・伏見と言えば、たくさんの酒蔵が現在も残る酒造りの町として有名です。豊富な地下水脈から湧き出る水が酒造りに使われ、昔から醸造が盛んに行われてきました。
かつて城下町として栄え古い街並が残るこの辺り一帯は、京都市の「伏見南浜界わい景観整備地区」に指定されているのだとか。
京都の観光地としても説明不要なくらい有名ですよね。
伏見の街中を屋形船で行く
そんな伏見の街中を流れる宇治川派流を、昔ながらの十石船と呼ばれる屋形船に乗り体験することができます。
十石船とは...
十石舟は江戸時代に淀川を米や酒、旅客を運び伏見と大阪を往来していた木造船船のことで、現在は遊覧船として復活し、月桂冠大倉記念館南側の乗船場から三栖閘門まで45分で往復しています。舟から見る酒蔵屋や柳並木など歴史情緒ある景色はまた格別です。夏にはライトアップ運航も。
とあります。
船着き場から船に乗り込みます。
風情たっぷりの柳並木に挟まれた水面を静かに進みます。
船から眺めるかの有名な池田屋、伏見名物酒蔵はひと味違った姿を見せてくれます。
コースの最後には栖閘門(みすこうもん)と三栖閘門資料館を見学できます。
栖閘門は濠川と宇治川のそれぞれの水位を調節し、連絡させるために建築されました。
さらに門の上に登って、頂上からの景色を眺める事もできます。宇治川の風景がまた雰囲気があって最高ですね。
ゆったりした時間を存分に味わえます。
十石船を降りたら伏見の街を散策
十石船に乗り屋形船から伏見の街並を味わった後は、今度は自分の足で街を散策してみます。
「伏見南浜界わい景観整備地区」になっているだけあって雰囲気も抜群です。伏見の日本酒をぜひお土産に買って帰りたいですね。
そしてもちろん締めは銭湯に。
洋風・石造りを彷彿とさせる左右対称の外観の新地湯さん。独特の外観が印象的です。
浴場内にはタイル絵があります。奥壁面の中央に海岸の風景が描かれ、同じく奥壁面の男湯と女湯境目には竹林が描かれています。
そしてもう一軒、寿湯さん。
営業開始時間が近くなると、軒先にはお客さんが集まりだします。その様子からも、多くの人に愛されている銭湯であることがよくわかります。
伏見の名水から?の水風呂にもぜひ浸かってみたいですね。
まだまだ紹介しきれないたくさんの名店、名スポットがある伏見エリア。ぜひ足を伸ばしてみてくださいね。