京町家1棟を1組様に貸切でご利用いただく宿泊施設を多数展開されている『京の片泊まり』さん。
本物の京都を肌で感じる昔ながらの京都暮らしを体験できると人気です。
そんな京町家の宿泊施設に貸し切りで泊まり、近所の銭湯に通う。これこそ銭湯入浴プランとして王道なんじゃないでしょうか。
明治33年(1900年)に建てられた町家をベースに蘇る
東本願寺のすぐ北側、下町風情が魅力的な場所に位置する稚松やまぶき庵。100年以上前に建築されたそのままの間取りを生かし美しく改修。和を基調に町家の特性と快適性を兼ね備えたお宿です。
明治33年(1900年)に建てられた町家をベースに外観は当時の面影を残し、間取りもほぼそのまま活かし、現代のデザインと快適さを加え、2016年に美しく蘇りました。
掃出し窓や吊り床などの建築アイデアは100以上前の物件とは思えない、現代の建築デザインにも通じるモダンな造り。
室内は和を基調に町家の雰囲気を存分にお楽しみいただけます。
『稚松(わかまつ)やまぶき庵』という印象的な名前の由来はというと...
「京都の元学区 + 古色」
歴史の深い町家は、京都の人々の暮らしと伝統を包み込んできた器のようなもの。「京の片泊まり」では、各施設の名前を<京都の人々に深く根付いた地域名称>と<長い年月を経て生み出される色>の組み合わせで表現しています。
と、公式サイトにあります。
こういったところにまで行き届いた考えがまた京都らしいですね。
「京の片泊まり」では、1組のお客様に一棟の町家を貸切で宿泊するスタイルなので、時間の制約を受けることはありません。
まさにそこに住んでいるような感覚を味わえるのが醍醐味です。
お風呂は白山湯、お食事は招福亭
やまぶき庵は東本願寺の北側、京都駅からも徒歩圏内の好立地にあり、最寄り駅までは徒歩3分。
近くにある銭湯が「白山湯六条店」です。
「天然名水 白山湯」の看板が目に入ります。
薬用湯&マッサージ風呂や、ジャグジー、電気風呂。おすすめは女湯。とりわけ広くて、露天風呂まである。んです。たまに変わり種の湯が用意されたりと、盛りだくさん。
そしておすすめなのがお隣にある『茶そば招福亭』さん。
居心地のいい店内に、豊富なメニューが並びます。あっさりした出汁のきいたお汁になめらかな麺が心地いいです。
この辺り一帯は下町風情が残り、ぶらぶらと散歩するだけでも十分楽しめます。
湯上がりに茶そばをいただき、温まった体でぶらぶらしてお宿に戻る。そんな京都体験を味わってみてはいかがでしょうか。