京都の銭湯 源湯で開催された月亭太遊さん主催の『第六回ちゃいちゃい寄席』の潜入レポートをお届けします!
2014.9.20 Sat. @ 源湯
京都の銭湯を盛り上げるべく、数珠つなぎ形式で様々な銭湯にて開催されている『ちゃいちゃい寄席』。
心も体もほっこり!銭湯でプロの落語を楽しんじゃいました!
「ちゃいちゃい寄席」潜入取材第一弾!
行ってきました。我ら『京都の銭湯』としては初潜入のちゃいちゃい寄席です。すでに第6回目を数えますが、雰囲気も抜群の源湯さんで行われた同イベントに観客の一人として楽しませていただきました。
主催は月亭太遊さん。そしてこの日は月亭方気さん、月亭天使さんと御三方の落語を楽しみました。さらに当日になって発表されたんですが、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のHIROKAさんの落語も一緒に見ることができたのです。一度に4名もの落語を430円という格安価格で見る事ができ、さらに銭湯の入浴券までいただけるなんて…。
観客の皆さんは近所にお住まいの方から、銭湯経営者の方まで老若男女様々です。さらには小さいお子さんまで、なんだかあったかい雰囲気に包まれているような感覚でした。
銭湯の脱衣所に引かれた座布団に座り、浴室への入り口に設置された舞台を見上げます。ここ源湯さんは舞台がかなり広めにとれたようです。
そうこうしていると、今回の出演者のみなさんのオープニングトークが始まり自然と期待が高まります。恥ずかしながら私すたっふKYは落語を生で見るのが初めてでした。
まずトップバッターはHIROKAさん。着物姿で現れるとお話が始まります。表情豊かに表現されるそのお話にどんどん引き込まれます。『みそ豆』を題材にされたそのお話は見事なオチで完結しました。いや〜、これが落語かと思った次第です。
続きましては、月亭方気さん。題材は『動物園の虎』に人間がなりきるというお話です。方気さんはさすが、アクションも大きくその情景が思い浮かびます。こちらも見事なオチがついて会場が笑いに包まれました。どんどん空気があったまっていきます。
続いて登場されたのが、月亭天使さん。題材は『うどん屋さん』のお話で、なんとなくオチが想像できる展開ではあったのですが、それがまたおもしろく引き込まれます。みなさんがオチを理解しながら、そこまでどうやってもっていくのか楽しみにしているといった感じでしょうか。
トリはもちろん、月亭太遊さん。御本人はできる落語は3つしかないというようなことをおっしゃられてましたが、はたしてどうなんでしょうか。そんな中から、ちょっと不思議な『眼科』のお話です。目玉をくりぬき治療するといった一見グロテスクな内容ながら、そこはおもしろおかしく語られます。引き込まれてしまいますね。
という具合に短い時間ながら、4名の落語を存分に楽しむことができたのでした。最後は投げ銭でこの日の感謝を示して今回のちゃいちゃい寄席はお開きです。外に出て記念撮影をして第6回ちゃいちゃい寄席 @ 源湯が無事終了しました。終わってからもみなさんとお話する機会もあり、とても演者の方々と身近なイベントだなあと思いました。
たった1時間ちょっとの時間でしたが、生の落語を体感できさらには銭湯入浴券までついてくる、これは今後も注目のイベントであること間違いなしです!
住所 | 京都市上京区御前西裏上の下立売上北町580-6 |
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電話番号 | 075-461-2322 |
営業時間 | 14:00〜25:00 |
定休日 | 不定休 |
お風呂 | スチームサウナ、ジェットバス、寝湯、薬風呂、電気風呂 |
駐車場 | なし |
京都、そして銭湯を心から愛す落語家、月亭太遊さんが「京都住みます芸人」の活動の一環として始めた寄席。銭湯の活性化が地域の活性化につながると確信、コミュニティスペースとしてより多くの人々に銭湯を利用してもらえるきっかけとなるべく、様々な銭湯を練り歩いている。寄席で訪れた銭湯に次の銭湯を紹介してもらう「数珠つなぎ」形式で展開しているのが特長。
※各銭湯の営業時間、電話番号、料金などは変更になっている場合がありますので、ご利用の際は各銭湯にご確認ください。