ここ最近銭湯界でも注目度の高い滋賀の注目スポットをご紹介!琵琶湖のまわりには写真を見ると行きたくなるスポットがたくさん!気になるスポットが発見できたらぜひ行かれてみては?お帰りの際は滋賀の銭湯にもぜひお立ち寄りください!
滋賀県甲賀市信楽町、言わずとしれた焼き物のまち。一歩足を踏み入れれば、おなじみのたぬきの焼き物が出迎えてくれます。
そんな焼物のまちの片隅に、役目を終えた登り窯を改装したギャラリーカフェ「Ogama」(おおがま)はあります。
かつて信楽の焼き物を支えてきた登り窯。時代の変遷とともに使われなくなり、かつては100以上あった登り窯もその姿を消してしまいました。
Ogamaは、使われることなく放置されていた登り窯を、信楽の歴史を伝える文化遺産として整備し、ギャラリーとして再利用している施設です。
Ogamaの登り窯の周囲・内部は自由に散策することができます。10部屋にわたる内部には、信楽焼の作品が並べられ、ギャラリーとして利用されています。
薄暗い内部は外とはまた少し違う雰囲気。信楽焼の歴史・伝統を肌で感じることが出来ます。
登り窯の中の部屋は立ち入り見学可能
併設された離れでは陶芸教室も開催されています。実際に信楽の土に触れて、焼き物の世界を体験できます。
手びねり・絵付けなど気軽に楽しめるコースが用意されていますが、ついつい凝って時間を忘れてしまうこと間違いなし…
手びねりで作った作品は、焼成・色付けをされて後日配送してもらえます。登り窯のそばで、奥深い焼物の世界を体験しましょう。
手びねりで好きなように器を作ることが出来ます
陶芸体験が終わったら、母屋のギャラリーショップを見学。どこか懐かしい日本家屋風の建物内で、陶芸作家さんの作品が期間ごとに展示・販売されています。
自分で陶芸体験した後だと、プロの技の美しさが際立って見えます…。
展示されているのはモダンな作品が多く、どれも美しい色と形です。お気に入りの作品を見つけたら、もちろん購入も可能。お気に入りの器に囲まれた暮らし、楽しそう。
最後は併設のカフェでほっと一息。もちろん器は信楽焼。温かみのある土の風合いが心を落ち着かせてくれます。
近隣の朝宮茶の和紅茶など、ドリンクも信楽にこだわったものを楽しむことが出来ます。窓からはさきほどの登り窯を眺めつつ、ゆっくりと流れる時間を感じます。
信楽焼の器でドリンクをいただけます
普段の喧騒から離れ、ふと立ち止まって土や風、空気を感じてみる。信楽「Ogama」では、そんな時間を楽しむことが出来ます。
written by 裸で見る芸術 京都の銭湯